中殿筋~解剖、特徴、後部繊維のトレーニング~

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中殿筋の解剖と作用

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【起始】前殿筋粗面と後殿筋粗面の間
【停止】大転子の外側面

【支配神経】上殿神経L4~S1

【作用】股外転
    前部繊維は屈曲と内旋作用もある
    後部繊維は伸展と外旋もある(屈曲60°以上で内旋作用に切り替わる

中殿筋の特徴

中殿筋は股関節外転筋の中でもっとも面積が大きい筋であり、歩行の立脚期で股関節安定化にもっとも寄与します。

なので、中殿筋の弱化はトレンデレンブルグ徴候やディユシャンヌ歩行を引き起こす大きな原因になります。

また中殿筋は繊維で作用に違いがあり、立脚初期で後部繊維が、立脚後期で前部繊維が高く活動します。

とくに後部繊維は大腿骨頸部に対して平行に走行しているため、関節運動だけではなく、大腿骨頭を寛骨臼に引き付けて関節を安定させる作用があると報告されています。

これらのことから、歩行の立脚期を安定させるには中殿筋後部繊維の強化がポイントになります。

中殿筋後部繊維のトレーニング

OKCのトレーニングでは開排運動を行います。

股関節を安定化させる筋である梨状筋も同時にトレーニングをするために、僕は股関節屈曲60°以内で開排運動を実施しています。
中殿筋後部繊維と梨状筋は股関節屈曲60°以上で内旋作用に切り替わるためです。

CKCのトレーニングはブリッジ運動と片脚立位を行います。

  • ブリッジ運動
    股関節内旋方向に抵抗を加えることで外旋運動が強調され、後部繊維の活動が高まります。
  • 片脚立位
    支持脚を股内旋位にすることで後部繊維が適度に伸張されるため、後部繊維の張力が得られやすくなります。
    また、非支持脚の股関節を外転位にすることで中殿筋全体の筋活動が増加すると報告されています。
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ABOUTこの記事をかいた人

こんにちは。イッコロといいます。 マイペースに勉強している運動器認定理学療法士です。 大阪府の病院で回復期の整形外科疾患と中枢神経疾患の理学療法を担当しています。