股関節に機能障害を起こす疾患のまとめ

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この記事では股関節に機能障害を起こす疾患の原因、分類、治療をまとめています。
現在は大腿骨近位部、変形性股関節症について書いています。

股関節 アイキャッチ画像

大腿骨近位部骨折

骨頭骨折、頸部骨折、頚基部骨折、転子部骨折、転子下骨折があります。
骨頭骨折と転子下骨折は若年者の高エネルギー外傷で発生することが多く、頸部骨折と転子部骨折は高齢者の低エネルギー外傷で発生することが多いです。

頸部骨折は転位の程度によりGarden分類で分類されます。
転子部骨折は内側骨皮質の損傷程度や整復の難易度によりEvans分類で分類されます。
転子下骨折は骨片の数や骨折部位、骨折線により分類するにSeinsheimer分類が用いられます。

頸部骨折は関節内骨折であり骨癒合しにくいため手術療法が適用されます。
若年者では骨接合術が一般的に行われます。
高齢者では人工骨頭置換術が行われます。

転子部骨折は関節外骨折であり比較的に骨癒合しやすいため保存療法や骨接合術が施行されます。

転子部骨折は手術療法が適用されます。

変形性股関節症

変形性股関節症の原因には一次性と二次性があります。
一次性は関節変形を誘発した原因が特定できないもの(重労働、肥満、加齢など)をいいます。
二次性は原因が特定できるもの(臼蓋形成不全、大腿骨寛骨臼インピンジメント、脱臼、故骨折など)です。

変形性股関節症は関節裂隙の狭小化などの程度により前股関節症、初期股関節症、進行期股関節症、末期股関節症に分類されます。

前期と初期では保存療法が行われますが、進行期と末期では手術療法が行われます。

評価とリスク管理についてはこちらの記事に書いています。

変形性股関節症の評価とリスク管理

2018.12.31

参考文献

  • 吉尾雅春・小柳磨毅編(2013)『標準理学療法学 専門分野 骨関節理学療法学』奈良勲監修, 医学書院.
  • 医学情報研究所編(2018)『病気がみえる vol.11 運動器・整形外科 第1版』メディックメディア.
  • 中村利孝・他編(2011)『標準整形外科学 第11版』内田淳正監修, 医学書院.
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ABOUTこの記事をかいた人

こんにちは。イッコロといいます。 マイペースに勉強している運動器認定理学療法士です。 大阪府の病院で回復期の整形外科疾患と中枢神経疾患の理学療法を担当しています。