膝関節伸展ROMの制限因子と鑑別方法~膝蓋大腿関節~

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膝関節伸展における膝蓋大腿関節の運動を阻害する組織をみていきます。
膝蓋骨周囲の靭帯や脂肪体が制限因子なります。

僕が評価している順番で項目を書いてみました。

関節運動編はこちら

膝関節伸展ROMの制限因子と鑑別~関節運動~

2018.08.17

脛骨大腿関節編はこちら

膝関節伸展ROMの制限因子と鑑別方法~脛骨大腿関節~

2018.08.20
膝(側面 関節名)

膝蓋腱、外側・内側膝蓋脛骨靭帯の伸張性低下

膝蓋骨を徒手的に上方移動と回旋をしたときの移動量や触診で膝蓋腱、膝蓋脛骨靭帯の緊張を確認します。

  • 膝蓋骨回旋中間位で緊張が高ければ膝蓋腱
  • 外旋位で緊張が高ければ(移動量が小さければ)内側膝蓋脛骨靭帯
  • 内旋位で緊張が高ければ(移動量が小さければ)外側膝蓋脛骨靭帯

の影響が大きいと考えられます。

膝蓋下脂肪体の柔軟性や滑走性の低下

炎症後の膝蓋下脂肪体は柔軟性が低下したり、膝蓋骨や膝蓋腱と癒着を起こしやすいです。

どちらも触診で確認します。
柔軟性は上方への引き出すことができるか、滑走性は組織間の滑走性をチェックします。

膝蓋上嚢の滑走性低下

膝関節伸展に伴って膝蓋上嚢は折りたたまれます。
癒着が起こっている場合、この動きが阻害されるので膝蓋骨は上方移動ができなくなります。

触診で上下方向の滑走性を確認します。

外側・内側膝蓋大腿靭帯の伸張性や滑走性の低下

膝蓋大腿靭帯は膝蓋骨の側方から大腿骨に付着しています。
なので、膝蓋骨の上方移動に合わせて膝蓋大腿関節は伸張+上下方向に滑走しなければなりません。

伸張性は膝蓋骨を外側や内側に傾斜させたときの移動量や触診で緊張を確認します。

  • 外側傾斜で緊張が高ければ(移動量が小さければ)内側膝蓋大腿靭帯
  • 内側傾斜で緊張が高ければ(移動量が小さければ)外側膝蓋大腿靭帯

の関与が大きいと考えられます。

滑走性は触診で上下方向への移動量を確認します。

参考文献

  • D. A.Neumann(2012)『カラー版 筋骨格系のキネシオロジー 原著第2版』嶋田智明・他訳, 医歯薬出版.
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ABOUTこの記事をかいた人

こんにちは。イッコロといいます。 マイペースに勉強している運動器認定理学療法士です。 大阪府の病院で回復期の整形外科疾患と中枢神経疾患の理学療法を担当しています。