ペナンブラ,マスエフェクト,ディアシーシス? ややこしい横文字たち

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ペナンブラ,マスエフェクト,ディアシーシス.

脳卒中に関わっていると,これらの馴染みのない横文字たちに遭遇する.

日本語じゃないので敬遠したくなるが,大事なワードなので頭に入れておきたい.

ペナンブラ

脳梗塞に関するワード.

ペナンブラとは,梗塞巣周囲の血流が低下している部位のこと.

まだ梗塞に至っていないペナンブラを梗塞巣にしてしまわないように,血圧低下には注意が必要.

マスエフェクト

脳出血に関するワード.

マスエフェクトとは,血腫が周辺の脳組織を圧迫していること.

圧迫されている脳組織は血流が低下している可能性があるので,脳出血は血圧上昇だけなく,血圧低下にも要注意.

ディアシーシス

脳卒中全般に関するワード.

ディアシーシスとは,病巣と神経線維連絡のある部位に起こる”可逆性”の機能抑制のこと.

病巣部位と症状が一致しないときはディアシーシスが影響している可能性がある.

小脳梗塞後のディアシーシスは小脳性認知情動症候群と呼ばれ,前頭葉症状が特徴的.

視床損傷後のディアシーシスは反対側の小脳の血流が低下して生じる運動失調が特徴的.

ところで,ディアシーシスは”可逆的の機能抑制”なので,2~3週間で改善することが多いといわれている.

ちなみに,ディアシーシスのピークは発症後1週間.

脳損傷による症状なのか,はたまたディアシーシスによるものなのかを考慮して,予後予測をしていきたい.

参考文献

  • 吉尾雅春,森岡周,阿部浩明(編).標準理学療法学 専門分野 神経理学療法学 第2版.医学書院.2018.
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