縫工筋の解剖と作用 関連する疼痛

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二関節筋、スカルパ三角、鵞足炎、上前腸骨棘裂離骨折など縫工筋に関するキーワードは色々あります。

解剖学的にも運動学的にも便利な筋ということですね。

そんな便利な筋、縫工筋についてまとめました!

 

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縫工筋の解剖と作用

縫工筋は英語でsartoriusといいます。

大腿前面の筋でもっとも浅層にあります。

鼡径靭帯、長内転筋とともにスカルパ三角を形成します。

【起始】上前腸骨棘
【停止】半腱様筋と薄筋とともに鵞足となり、脛骨粗面の内側に付着

【支配神経】大腿神経L2-L3

【作用】股関節の屈曲、外転、外旋
    膝関節の屈曲
    下腿の内旋

縫工筋に関する疼痛

縫工筋は半腱様筋と薄筋とともにKnee-inを制動する役割があります。
なので、外反膝やKnee-inを呈している場合に鵞足炎が生じやすいです。

鵞足部に疼痛が生じている場合、どの筋が原因なのかをトリガーテストで鑑別しましょう。
股関節伸展・内転・膝関節屈曲の肢位から膝関節を伸展したときに疼痛が生じれば縫工筋が原因筋であると考えられます。

ちなみに半腱様筋のトリガーテストは
股関節屈曲・内転・膝関節屈曲の肢位から膝関節伸展

薄筋のトリガーテストは
股関節伸展・外転・膝関節屈曲の肢位から膝関節伸展
です。

また、縫工筋の収縮により上前腸骨棘裂離骨折が生じることがあります。

参考文献

  • Donald A. Neumann(2012)『カラー版 筋骨格系のキネシオロジー』嶋田智明・他訳, 医歯薬出版株式会社. 
  • 林典雄(2006)『運動療法のための機能解剖学的触診技術 下肢・体幹』青木隆明監修, MEDIAL VIEW. 
  • 原島広至(2004)『肉単(ニクタン)~語源から覚える解剖学英単語集~』河合良訓監修, 株式会社エヌ・ティー・エス. 
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こんにちは。イッコロといいます。 マイペースに勉強している運動器認定理学療法士です。 大阪府の病院で回復期の整形外科疾患と中枢神経疾患の理学療法を担当しています。